老人ホームに親を入居させる罪悪感や悩み
介護・・・親を施設に預ける時
認知症が進行し徘徊などが始まると家族は今までと同じ生活を送ることが難しくなります。
ご近所や警察にお世話になることもしばしば・・となり家族も介護にへとへとな状態になれば、施設に入れるべきかどうか多くのご家族が悩むのです。
でもここで、自分の家族を介護施設に入れていいのかどうか、もう少し努力できるんじゃないか・・・とみなさん葛藤されます。
「親を老人ホームに入れることは悪ですか?」介護職員の本音(1/2) – 介護ニュース(介護)
家族が限界という状態になる前に、しかるべき判断をすべきです。
介護されている高齢者が入居を嫌がる事もありますし、入居させる法としては罪悪感を伴いますが、家族全員がバラバラになってしまうかもしれないとなれば、やはり入居を考えていかなければならないと思います。
認知症が進むと親子関係もおかしくなり始める
認知症も徘徊などがなく、おとなしくベッドにいてくれる状態で、下のお世話や体位交換などのお世話が必要という事なら、ご家族の状態によりますが、お世話もできます。
しかし、徘徊や夜中に奇声をあげる、ご近所の庭に間違えて侵入したり、暴れるという状態になると素人ではどうすることもできないことが多くなります。
日本では古くから家族の事は家族でという家族のことに関しては閉鎖的な部分があり、特に高齢の方のお世話をするのは家族、嫁の勤めとされてきたのです。
そのため、田舎の方では介護施設に入居させるなんて・・という人もいて、周囲の方の目もあり、なかなか施設入居を決断できないという事もあります。
無理をして介護を進めることで介護する方はその時間が長くなればなるほど、精神的にもストレスが溜まり体力も限界がきて高齢者に対して優しい気持ちをもてなくなることもあるのです。
高齢者側も、介護してもらっているという気持ちをもっていながらも、自分でできていたことが出来なくなる焦りや不安等もあり、介護してくれる家族に冷たく当たるようになります。
特に親子は遠慮する事もないのでお互いに不満がたまり、親子関係が悪い状態になり家族も要介護者も辛い気持ちの中、日々過ごすようになるようです。
親子関係が悪くならないうちに、介護施設について真剣に向き合う事が必要と考えられます。
見学してお互いに不安を消すことも大切
施設に入るというと、家族は罪悪感を持ち、入居する方は捨てられるような気持ちなるようです。
でも実際に介護施設を見学に行って、その施設で気持ちよく過ごしている高齢者や施設の設備などをみて、気持ちが変わる事もあります。
現代の介護施設は施設によっても違いがありますし、色々な種類がありますが、設備も環境もいい施設が増加中です。
そのため、見学に行ってこの施設なら・・とご家族も要介護者も納得する事が多いといいます。
不安をもっているようなら、介護施設の見学に行き、実際に要介護者がどのように日々、過ごしているかを確認してみるべきです。
その上で、ご家族みんなで話し合い、要介護者とご家族がもっともいい状態になれるように考えていくことが大切だと思います。