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「児童自立支援施設」ってどんな所?仕事内容は?

「児童自立支援施設」ってどんな所?仕事内容は?

不良行為で生活指導が必要な児童が入る児童自立支援施設

不良行為で人に迷惑をかければそれは問題になりますが、同じ環境にそのまま置いておけば、また同じ事を繰り返す事が多いといわれています。
そのため、不良行為を又行う恐れがある児童について、入所させる、また保護者のもとから通わせるなどして、自立を支援する施設が児童自立支援施設です。
この施設を退所した者についても、相談や支援、その他援助を行う事も目的としています。

児童養護施設は虐待や家庭の問題で健全な家庭環境ではない児童や、保護者が死亡した場合に入所する施設ですが、児童自立支援施設は、「非行少年対象」です。
家庭裁判所の審判を受けてその結果、児童自立支援施設に送致という事もあります。
しかし、少年が簡単に出ていくことのできる開放施設なので、犯罪の事実が重い時、また非行が進んでいるという場合、少年院送致となることが多いです。

基本的に18歳未満の児童を入所させる施設で、児童自立支援施設送致になる場合、比較的年齢が低い少年に審判が下されます。
高校生以上の少年がたとえ18歳未満であっても、児童自立支援施設送致となることはほぼないといっていいようです。
この施設に入所する期間は決まっていませんが、一般的に1年以上になります。
少年が義務教期間を修了する頃、退所となることが多いのです。

どのような生活を送っているのか

ここでは非行少年を自立させるという目的を持っていますので、生活指導、学科指導を行います。
集団生活を学ぶことも必要なので、他の児童と一緒に園芸や農業、掃除といったことも行いますし、クラブ活動等もあるようです。
施設内に小学校、中学校をもっているところがほとんどで、その施設に通って勉強しますが、義務教育終了後の児童の場合、施設外の航行に通う事もできます。

また少年院との違いですが、大きな違いは開放施設という点です。
原則、施錠された部屋に入る事はありませんし、夏休みなど親元に一時帰宅する事も出来ます。